#94)あなたも騙されているかもしれない!街に蔓延る無駄遣いの罠


FROM:佐藤直人

最近お酒にめっぽう弱い佐藤です。

インフルエンザにかかって以来、お酒にかなり弱くなりました。あと食欲も落ちた気がします( ;∀;)

インフルエンザ治りに飲みに行ったときはビール3杯とハイボール2杯でダウン。。。そんな自分に驚きを隠せません。


さて、今回は「あなたも騙されているかもしれない!街に蔓延る無駄遣いの罠」です。

「期間限定!」「50%OFF!」「5名様限定!!」

こんなワードに気を止めた経験はありませんか??
これらはすべて店側の策略かもしれません。。。

お店の広告や商品の見せ方、これらは人間の心理の弱点をついて「買いたい」「お得」という衝動を掻き立てるようにできています。

今回は私たちの経済活動に影響を及ぼす理論や効果を紹介します!!
これを読めば無駄遣いを減らすことが出来るかも!?

プロスペクト理論

プロスペクト理論は1979年にアメリカの心理学者カーネマンとトヴェルスキーが発表した理論です。

「損失のほうが利益よりも強く意識される」
「利益はなるべく早く確実なものにしたがる一方で、損失の方は先送りしたくなる」
という傾向に我々人間はあるということ。

損失回避性

簡単に言えば、1,000円するよりも、1,000円するほうがインパクトは大きいということです。

この損失回避性を利用して私たちにうまく買い物をさせる文句が、
「今、買わないと損!」「○名限定!」「残数わずか!」と言ったものです。
買わないと損!!と思ってしまいますね。

確かにどれも購買意欲をそそるワードですね。
モノが何かわからなくても、こういったワードが目や耳に入って聞くると気になってしまいます。

現状維持バイアス

「現在の状態に執着し、それを維持したくなる」
これが現状維持バイアス。

現状維持バイアスは損失回避性と紐づいています。

上記の例で損失はお金を損することでしたが、お金を損することだけが損失ではありません。
「行ったことのないレストランで食事をしたら、全然美味しくなかった。」
「新商品の化粧品を買ったら、肌に合わなかった。」
このような事柄も損失と言えますよね。

《いつもと違ったことをして、失敗したくない。》

このような損失を回避するために、
「食事は行ったことのある飲食店でしかしない。」
「同じ化粧品しか使わない。」

失敗しないためには、現状を維持すればいい。
確かに間違いない理屈ではありますよね。

この現状維持バイアスは、経済活動だけでなく、考え方などにも見られる傾向かもしれませんね。
給料や仕事内容に不満はあるけれど、意見を言ったり、転職は考えられない。
現状を抜け出すのが怖い。
現状維持は後退しているも同然。なんて言葉も聞いたことありますね。

鏡映(反転)効果

「損失が出ているときはリスクを冒してでも取り返しにかかる」

負けず嫌いの方に見られる強い傾向が見られる気がしますね。
この気持ち、分からないこともないですけど。

損をすることが許せない。それが例え小さな損であったとしても。
ギャンブルにはまってしまう方や、投資で失敗する方はこの心理効果がそうさせているそうです。

中々自分で制御するのは難しいように思います。

フレーミング効果

「SALE!!」「在庫処分」「閉店セール」などなど、どれも購買意欲をそそる言葉ですよね!
買う気はなくてもついつい見に行ってしまった。なんて経験あるのではないでしょうか?

これらのワードを見ると「安くなっている」という勝手な思い込みが頭の中で働きます。
これがフレーミング効果です。

マーケティングの王道で、消費者が最も注意をしないといけない効果の一つかもしれません。

双曲割引モデル

簡単に言えば「将来の利益よりも目先の利益を優先する」ということです。

たとえば、10万円の懸賞に当たりました。
今もらうか、1年後にもらうか選ぶことが出来ます。
さて、あなたはどっち??

私は「今」もらいます。
だってすぐに欲しいもの(笑)
私同様に、「今もらう」を選択する方がほとんどだそうです。

1年後の10万円の価値は現在よりも低く、割り引いて評価されてしまうのです。
(ここでいう価値は、「円」の価値といったものではありません)

ダイエットや禁煙の失敗もこの双曲割引モデルに繋がります。
目の前のおいしそうなケーキに目がくらみ、「ダイエットは明日から!」となってしまいます。

このモデルを理解することは投資などで役立つかもしれませんね。


まとめ

今回紹介したのは行動経済学と呼ばれる分野のお話しです。

企業はあの手この手を使って消費者にお金を使わせようとしてきます。

特に今の20代の方々は定年や年金制度もどうなってくるかわかりません。
まだまだ先の話だと思って備えていないと、あっという間に転げ落ちることになるかもしれません。

塵も積もれば山となる。

少しのお金も馬鹿にできませんよ!!

人間の経済行動にどういった心理効果が働いているのかお分かりいただけたでしょうか?
これらのこうかを知っているのと知らないのでは、買い物や投資の仕方も変わってくるかもしれませんね!

自分との戦いになるかもしれませんが。。。

※本記事は、週刊ダイヤモンド合併特大号2016 4/30・5/7をもとに作成しております。

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SATO NAOTO

1988年5月1日 ペリー来航の地、浦賀生まれ。海洋の勉強をして、マンション関係の仕事に勤めていた水陸両用型。マンション関連の仕事を3年で辞め、ジャンルを問わず様々なキャリアを経験。現在は派遣先から熱烈なオファーを受け、サラリーマンに。一方で自分の生きた証を残すため、サラリーマン以外で自分の価値を見出すことに奮闘中。飲みやの店員さんと絡むのが大好き。

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